Infertility
and child health
不妊、気になる子供の健康
妊娠をするためにも、安全に出産するためにも、生まれてくる子供の健康のためにも栄養が大事
なかなか妊娠にいたらない、現在妊娠しているが生まれてくる子供の健康が心配
そのようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
不妊の原因はさまざまありますが、1つの原因として栄養バランスの異常、生体バランス異常があると考えています。
妊娠に至るには
卵子や精子が健康であること
排卵するための性ホルモンバランスが正常であること
受精卵が着床できるように子宮がしっかりと準備できていること
などが重要です。
もちろんさまざまな疾患によってこれらが障害されることがあり、それには不妊外来での精密検査や治療が必要になります。
しかし、いくら精密検査を行い、不妊の治療を行っても妊娠に至らず、苦しんでおられる方も存在しています。
その原因はひょっとしたら栄養素・生体バランスが崩れているせいかもしれません。
さまざまな原因で生体バランスがくずれてしまう
食生活の乱れ、有害重金属の暴露、環境内分泌かく乱物質による影響によって、生体のホルモンバランスが崩れ、不妊になってしまう場合があります。
グルテン、加工食品、水銀、ビスフェノールA、ダイオキシンなどが代表的な物質です。
このようなカラダに悪い影響を与える物質に暴露され続けることで、ホルモンバランスを崩し、ついには生殖能力に影響を与えてしまうのです。
ですから、自分の体の栄養バランスがどうなっているのか、臓器や細胞がどのように障害されているのか、根本的な原因はどこにあるのかをチェックすることが大変重要になってきます。
子供の健康はお腹の中から始まっている
お母さんのお腹の中の胎児はどこから栄養をもらっているのでしょう。
もちろんお母さんからです。
母体の栄養状態が悪いと、当然胎児の栄養状態も悪化し、成長障害に繋がります。
ただ食べてカロリーを摂取すれば良いわけではありません。栄養のバランスが重要です。
近年、母親の鉄、亜鉛、タンパク質、ビタミンD、葉酸、ビタミンB12などの不足が問題となっています。
これらの栄養素は妊娠中のみならず、出産後のお子様の成長にも影響を与え、就学前や就学以降のIQや学習能力、精神発達障害にも関わってきます。
また、妊娠中の母親の栄養状態がわるいと、生まれてくる子供が将来糖尿病になる可能性が高まることも報告されています(Science 2005;307:380-4.)。
上記以外にも
母親の栄養状態と関連のある疾患 |
---|
虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞) |
本態性高血圧 |
メタボリック症候群 |
脳梗塞 |
統合失調症 |
などの疾患が報告されています。
このように「胎児期や生後直後の健康・栄養状態が、成人になってからの健康に影響を及ぼす」という考え方を「DOHaD(Developmental Origins of Health Disease)仮説」と呼びます。
このようなお悩みをお持ちでしたら、お気軽に大阪府箕面市のまにわクリニックまでご相談ください。
受診にお悩みの方は無料相談も行っております