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2024.06.28

  • 健康

生活・睡眠リズムの乱れがアルツハイマー型認知症を引き起こす!?

みなさま、こんにちは。
まにわクリニック院長の馬庭です。

年齢を重ねるごとに心配になるのが

認知症

です。

さまざまな治療薬が開発されていますが、どれも十分な効果が得られているとは言えない状況です。

ですので、認知症にならない、予防をすることが重要となります。

そこで注目したいのが、睡眠や日中の行動リズムと認知症の関係です。

もし、睡眠パターンや日中の生活リズムが認知症の一因だと知ったら・・・

今回は日頃の生活・睡眠リズムと認知症の関係について解説します

1. ヒトの生活・睡眠リズム

まずはじめに、ヒトのリズムについて説明します。

起きる少し前から活動に必要なホルモンが上昇しはじめます。
そして起きて太陽の光を浴びることで活動モードに入っていきます。

日中は活発に活動し、夜になると徐々にお休みモードに入っていきます。

そして暗くなって寝る頃には睡眠に必要なホルモンが高まっていきます。

ぐっすりと眠っている間はカラダを修復するためのホルモンが高まります。

そしてまた朝がくる

そのようなリズムが作られています。

これを概日リズムと呼びます。

なので、活動に適している時間帯、血糖値が上がりにくい時間帯、カラダの修復が進みやすい時間帯などがあり、このリズムにそって生活することが、健康を維持するのに重要です。

ヒトの概日リズムはちょうど24時間ではありません。
なので、朝起きて太陽の光を浴びることでリセットされます。

2. 生活・睡眠リズムと認知症の関係

現代社会では、夜間でもお店が開いている、電灯などの照明が充実しており夜間でも明るい、夜勤などのシフト勤務がある
などで、生活リズムが崩れやすくなっています。

この睡眠や日中の活動のリズムがバラバラになることで、さまざまな疾患のリスクが上がることが指摘されています。

今回は概日リズムの乱れと認知症に関する研究結果が報告されたためご紹介します。

この研究は2024年6月にアメリカ内科学会の姉妹雑誌(JAMA Neurology)に掲載されたものです。

オランダに在住の認知症を有していない639例を約8年にわたり解析しています。

その結果、

睡眠時間や就寝時間、日中の活動リズムが一定でない人のほうが、アミロイドβ蛋白(アルツハイマー型認知症に特徴的な異常タンパク質)の蓄積量が多く、認知機能が低下することがわかりました。

日々の生活の中で、起きる時間、寝る時間などを一定のリズムで過ごしたほうが認知症になりにくいという大変貴重な研究ではないかと考えます。

3. まにわクリニックからの提案

認知症は発症してからでは手遅れです。
もちろん治療薬は日々開発されていますが、満足するような結果が得られているものはありません。

つまり、ならないようにしていく必要があります。

認知症は、症状が出現する20~30年前から徐々に脳の機能が変化しているといわれています。
多くの症例で60代以降に発症しますので、30代からのケアが必要です。

当院では、ただ薬を処方するのではなく、睡眠や運動、食事指導など生活習慣の様々な点からアプローチを行っています。

ぜひ、より良い未来に向かって一緒に取り組みませんか?

 

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

まにわクリニックでは、栄養サポート、サプリメントのご提案、栄養状態のチェックなどを行っております。気になるかたは一度ご相談ください。

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