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2024.06.25

  • 健康

やせ薬が老化を防ぐ!?

みなさま、こんにちは

まにわクリニック院長の馬庭です

お腹周りの脂肪が気になり、ダイエットを行っているかたも多いのではないでしょうか

でもダイエットは継続が難しいですよね

まにわクリニックでは健康的に、かつ、続けやすいメディカルダイエット外来を行っています

その中にはやせ薬と呼ばれる薬剤も使用しています

もし、そのやせ薬に老化を防ぐ効果があると知ったら・・・

今回はやせ薬と老化の関係について解説します

1. やせ薬とは

まずはじめに、やせ薬について解説します。

医療で使用されるやせ薬には大きく分けて2種類あります。
1つ目が

GLP-1作動薬

と呼ばれる薬剤です。
このおくすりの主な効果は、食欲を落とし、摂取するカロリー量を減らすというものです。
これにより体重減少効果が認められています。

2つ目が

SGLT2阻害薬

と呼ばれる薬剤です。
このおくすりの効果は、おしっこに糖を排泄させ、過剰なカロリーを排出します。
出ていくカロリーが多くなるので体重が減少していきます。
通常1日に300kcal程度が失われて行くため、1ヶ月でだいたい1kgくらい体重が落ちると言われています。

2. やせ薬が老化を止める!?

今回ご紹介したいのは、2つ目に挙げた「SGLT2阻害薬」による新たな効能です。

もともとこのおくすりは、糖尿病患者様に対して血糖を下げる目的で開発されました。

そして、薬の研究の過程で、どうやら心臓や腎臓の保護効果があることがわかってきました。

保護効果を示す理由はさまざまに考えられていますが、その1つに

老化細胞を除去する

効果が考えられています。

老化した細胞は、新陳代謝の過程で除去されていきますが、加齢や生活習慣が乱れることでだんだん除去できなくなっていきます。

そして残った老化細胞自身から、炎症を引き起こしたり、発がんを促進させる物質を放出し、カラダがどんどんと老化していきます。

SGLT2阻害薬には、どうやら老化細胞の排除を高める効果があるようです。
そのことを調査した研究が2024年3月にNature Agingに報告されました。

この研究ではマウスが使用されています。
マウスに高脂肪食を摂取させて脂肪組織の老化細胞を増やし、そこにSGLT2阻害薬を投与すると、わずか7日で老化した脂肪細胞の排除を高めることがわかりました。

この効果は、インスリンの投与によって血糖値を下げても認められませんでしたので、血糖値を下げるために生じた現象ではなく、SGLT2阻害薬による効能と言えます。

今回の研究はマウスによるものなので、ヒトに対しても同様の結果が得られるかを研究する必要がありますが、期待のもてる内容ではないでしょうか

3. まにわクリニックからの提案

まにわクリニックでは血液検査などから不足している栄養素、障害されている体内バランスを評価し、健康的に継続して減量したり、脂肪を減らす

メディカルダイエット外来

を行っています。

そのなかで当院ではSGLT2阻害薬も使用しています。

もちろん体調によってはお出しできない方もいらっしゃいますが、
ダイエットができて、しかもアンチエイジングも期待できるのなら最高じゃないでしょうか。

ぜひ、より良い未来に向かって一緒に取り組みませんか?

 

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

まにわクリニックでは、栄養サポート、サプリメントのご提案、栄養状態のチェックなどを行っております。気になるかたは一度ご相談ください。

〒562-0036 大阪府箕面市船場西2丁目3-9 箕面船場西メディカルセンター2F

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