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2024.04.28
- 健康
そんなに食べてないのになぜ太る!?
みなさま、こんにちは
まにわクリニックの馬庭です
お腹周りの脂肪が気になる
食事の量を控えているのにやせないし、逆に太ってしまう
そのようなお悩みはありませんか?
今回はなぜ人は太るのか、そしてその対策をご説明します。
1. 太るとは?
まず、太るとはどういうことでしょうか。
それはカラダに脂肪がたまってしまい、体重が増加したり、ウエストが太くなって服のサイズが大きくなってしまうことです。
ウエストが太くなったり、体重が増えても、それが筋肉の増加によるものであれば、太っているとは言わないと考えます。
2. 太る原因
では、なぜ太ってしまうのでしょうか?
もっとも重要なことは、
食後の血糖値が高くなること
です。
脂肪がたまるのだから、アブラのとりすぎが良くないと思っている方も多いのではないでしょうか。
それは違います。
食後に血糖が過度に上昇してしまうと、肝臓で糖がアブラ(中性脂肪)に変換されます。
肝臓で作られたアブラ(中性脂肪)が肝臓や内蔵、筋肉、皮下脂肪にたまることが、太る原因なのです。
では、どうして血糖値が上昇してしまうのでしょうか。
太る原因その1 カロリー摂取オーバー
現在の日本は、戦時中や終戦直後と異なり、安価にカロリーの豊富な食べ物が簡単に得ることができます。
美味しい食材も増え、ついつい食べすぎてしまう方も多いのではないでしょうか。
消費するカロリーよりも、食べるカロリーのほうが多ければ、その分脂肪として蓄積しやすくなります。
太る原因その2 運動不足
生き物はじっとしていてもエネルギーを消費します。これを基礎代謝といいます。
そこに活動が加わることで、追加でエネルギーを消費します。
これまでと食べている量が同じでも、カラダを動かす頻度や強度が下がれば、消費するカロリーも低下し、トータルではカロリーオーバーとなってしまいます。
また、運動不足が続くと、筋肉量も低下します。
筋肉量が多い人のほうが、基礎代謝は高いため、
運動不足⇨筋肉量低下⇨基礎代謝低下
によって体重が減りにくく、増えやすくなってしまいます。
太る原因その3 腸内環境の乱れ
「なんで腸?」
と思われた方もおおいのではないでしょうか。
腸は食べたものを吸収する臓器です。
腸の中には腸の壁を構成する細胞以外にも、腸内細菌や粘膜などで作られています。
そして、腸内環境が悪化することで食事を開始した直後の血糖が急上昇しやすいことが報告されています。
つまり、腸内環境が悪化すると血糖値が上昇しやすくなり、量を対して食べていなくても太ってしまうのです。
3. どうしたら太らなくなる?
では、どのような対策ができるでしょうか。
ポイントはいかに血糖値を上昇させないかです。
太らない対策その1 ゆっくりと食べる
まずはゆっくりと食べましょう。早食いは食べ物を一気に小腸まで押し込んでしまうため、血糖の急上昇の原因になります。
そもそも早食いできる食材は糖の吸収が早いものが多く、それも血糖を急上昇させる原因になります
太らない対策その2 食物繊維からたべる
まったく同じ内容を食べる場合でも、野菜から食べるときと、糖質から食べるときでは、血糖の上昇の仕方は異なります。
以前は三角食べのように、いろいろなお皿の食材をまんべんなく食べることが推奨されていました。
しかし、血糖を上げないためにはまず食物繊維から食べ、最後に糖質を食べる食べ方をおすすめします。
太らない対策その3 腸を整える
原因のところでもお伝えした通り、腸内環境の悪化が血糖の急上昇を招きます。
それを防ぐには、いかに腸内環境を良くするかが重要です。
腸にダメージを与えやすい小麦製品や乳製品を避ける、食品添加物をできるだけ避けることは重要です。
また、腸の修復のためにはビタミンA、ビタミンD、亜鉛、たんぱく質が大切です。
そして、腸にとってよい細菌(善玉菌)を豊富にとることが重要です。
発酵食品などもよいと考えます。
ただし、腸内環境が悪くなるとなかなか発酵食品だけでは改善することが困難になります。
その場合はよい善玉菌製品(プロバイオティクス)を取ることをおすすめします。
劇的に腸内環境が変わりますよ。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
まにわクリニックでは、血液検査をはじめとしたさまざまな検査と問診から、患者様の状態を把握し、栄養面、運動面、睡眠などの生活習慣のサポートを行なっています。
また、安全に、健康的に継続できるメディカルダイエット外来を行っています。
やせたい方は遠慮なくご相談ください。無料相談も行っています。