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2023.11.19

  • 健康

風邪をひかない、悪化させないためにすること

みなさん、こんにちは。

まにわクリニック院長の馬庭です。

気温も低くなり、風邪が心配な季節になってきました。

大事な仕事がある、受験で体調をくずせない

など、体調に気を使わなければならない方も多いのではないでしょうか

今回は、風邪をひかない、悪化させないためにすることを解説します。

1. そもそも風邪とは

まずはじめに、風邪とはなんぞやです。

正式には「かぜ症候群」と呼ばれます。ウイルスなどの微生物が粘膜から感染して炎症を起こす上気道(鼻、喉、気管など)の急性炎症の総称です。

炎症によって鼻水、鼻詰まり、くしゃみ、のどの痛み、咳、たん、発熱、倦怠感といった症状を起こします。

原因微生物の90%がウイルスであり、残りの10%は細菌、クラミジア、マイコプラズマなどのウイルス以外による感染が原因となります。

風邪を引き起こすウイルスは200種類以上といわれており、どのウイルスが原因なのか特定することは困難かつ非合理的と考えられています。

非合理的と考えられる理由は、風邪に対する特効薬は存在しないこと、いずれのウイルスでも対処方法が変わらないことが挙げられます。

大事なことは、いかに自分の免疫力を上げておくかということです。

2. 風邪をひかない、長引かせないための栄養素~ビタミンC~

では、自分の免疫力を上げるにはどうしたらよいでしょうか。

まず頭に浮かぶのはビタミンCではないでしょうか。

日本を含めさまざまな国で風邪に対するビタミンCの有効性が報告されています。フランスのクリニックで行われた研究によると、風邪で来院した患者様に対して、偽薬もしくはビタミンC1000mg+亜鉛10mgを5日間投与し、症状の改善速度を比較した研究が報告されています。結果的に、ビタミンCと亜鉛を投与した方が改善する速度が早いことが認められています(J Intern Med Res 2012;40:28-42.)。

おすすめは、風邪を引かないためにはビタミンCを1日3g、風邪を引いたときは起きている間1時間おきに1gずつ補給することです。

ビタミンCはすぐに酸化してしまうため、しっかりと遮光されているものを使用することが大切です。
また、高用量になるほど吸収率が低下してしまうため、リポソーム化しているものを使用することがおすすめです。

3. 風邪をひかない、長引かせないための栄養素~ビタミンD~

ビタミンDには、骨を丈夫にする以外にもさまざまな効果を有することが報告されています。
その1つが免疫を整える作用です。

ウイルスが体内に侵入してきたときに、ウイルスを排除するのに必要な分だけ免疫が反応することが重要になってきます。免疫が不十分であればなかなかウイルスは排除されませんし、過剰になると「サイトカインストーム」と呼ばれる状態に陥り、肺を含めたさまざまな臓器に障害をきたしてしまいます。

そのような免疫の反応をビタミンDが調節してくれるのです。

ビタミンDには抗ウイルス効果、抗炎症効果なども報告されています。

実際に、ビタミンDが不足していると、急性ウイルス性呼吸器感染症や肺炎のリスクが上昇することや、ビタミンDサプリの補充によって季節性インフルエンザの発症リスクが4割近く低下するなどの報告がなされています。

また、新型コロナウイルス感染症に関しても、ビタミンD濃度が低いと重症化しやすいことが多数報告されています。

ビタミンDの血中濃度は血液検査で簡単に測定することができます。
濃度を測定した上であなたにあった投与量を決めてみてはいかがでしょうか?

4. 風邪をひかない、長引かせないための栄養素~亜鉛~

亜鉛と聞いて「味覚異常」の治療を思い浮かべる方は多いのではないでしょうか。

亜鉛にはウイルスゲノムRNAの複製を抑制し、ウイルス感染拡大を軽減させる効果が報告されています。

亜鉛は、体内に存在する数百種類の酵素の働きを助ける作用があります。また、免疫の機能の維持にもかかせないミネラルであり、亜鉛が不足するとBリンパ球や抗体の産生が低下してしまいます。

実際に亜鉛をサプリメントとして投与することにより、風邪の罹患率が3割程度減少したり、小児の肺炎の罹患率が1割程度減少、成人の重症肺炎による死亡率が低下したなどの報告がなされています。

新型コロナ感染に関しても、重症例では亜鉛濃度が低いことが報告されています。

近年亜鉛不足が懸念されており、食事のみでの充足は難しいかもしれません。
サプリメントでの補充はお手軽かつ効果的ではないでしょうか。

亜鉛も血中濃度を簡単に測定できます。自分にあった投与量を見つけるためにも血液検査を行ってみてはいかがでしょうか?

5. 風邪をひかない、長引かせないための栄養素~アルファリポ酸~

アルファリポ酸は硫黄を含有した脂肪酸です。

アルファリポ酸にはフリーラジカルに対する抗酸化作用、炎症を抑える抗炎症作用、重金属などの毒物を排出するデトックス作用などを有することが報告されていますが、それ以外にもウイルスの増殖を抑える作用、リンパ球を助けて免疫機能を強化する作用が報告されています。

新型コロナウイルス感染症に対しても、特に糖尿病を有する患者様に対してアルファリポ酸は保護的な効果が期待できるとの報告もなされています。

6. 風邪をひかない、長引かせないための栄養素~セレン~

セレンは体内に微量しかないミネラルですが、強い抗酸化力を有するなど、カラダにとっては必須のミネラルです。

セレンを含有するタンパク質(セレノタンパク質)には強力な抗酸化力を認める他、免疫機能を高める作用が報告されています。

セレンにはウイルス感染による酸化ストレスを軽減させる効果があり、逆にセレンが欠乏していると、ウイルス遺伝子の突然変異や発現の変化を誘発し、それがさらにウイルス毒性を増強させ、ウイルス性心筋炎などの重篤な合併症の発生率を高める可能性が示唆されています。

セレンの豊富な食材(ガーリック、オニオン、アブラナ科の野菜)などを摂取することや、セレンを含むマルチミネラルの補給などが推奨されます。

7. 風邪をひかない、長引かせないための栄養素~マグネシウム~

マグネシウムも体内にはなくてはならないミネラルの1つです。
様々な酵素が働くためにはマグネシウムが必要であり、欠乏すると代謝が回らなくなり、体調不良の原因にもなってしまいます。

マグネシウム自体は吸収があまり良くないミネラルのため、日本を含めさまざまな国で不足や欠乏が懸念されています。

マグネシウムには酵素の働きを助ける作用以外にも、サイトカインストームを抑制する効果、ビタミンDの働きを助ける効果などが報告されています。

マグネシウムはカラダへの様々なストレスで消耗してしまうミネラルであり、ストレスの多い現代社会では十分に補給をすることが必要になってきます。

葉緑素を多く含む野菜や海藻、ごまなどにマグネシウムは含まれています。
お鍋などをした場合は、出た煮汁にマグネシウムが含まれているため、汁まで残さず接種することが大切です。

吸収が悪いことを考えると、サプリメントからの定期的な摂取も推奨されます。
中には吸収率を格段に高めてくれるサプリメントも開発されているため、そのようなものを使用するのもよいでしょう。

いかがでしたでしょうか?

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

食事やサプリメントなどを使用して、風邪予防に努めて頂きたいものです。

まにわクリニックでは、血液検査やオリゴスキャン(ミネラル測定器)を使用して、あなたに不足しているビタミンやミネラルを評価し、あなたにあった栄養サポート、サプリメントのご提案などを行っております。

気になるかたは一度ご相談ください。

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