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2023.11.02

  • 健康

胃薬(胃酸抑制剤)の弊害とは!?

胃薬

みなさん、こんにちは。まにわクリニック院長の馬庭です。

胃の調子がわるい、胸やけがする

などの症状で病院を受診し、胃薬をもらう方も多いのではないでしょうか。

一時的に症状も取れるため大変重宝する胃薬ですが、その中の胃酸の分泌を抑制する薬を長期に服用されている方も多いと感じます。

今回は、そんな胃酸分泌抑制剤の長期服用について、私の考えなどをお伝えします。

1. どんなときに胃酸を抑える胃薬が処方されるのか

胃薬

胃薬と一言でいっても、いろいろな種類が存在しています。
胃の粘膜を保護してくれるものもあれば、胃の動きを整えてくれるもの、胃酸の分泌を抑えるものまでさまざまです。

そんな中でも
みぞおちが痛い、胸やけがする、苦い液体が上がってくる
などの症状を訴えて処方されることが多いのが「胃酸分泌抑制剤(胃酸の分泌を抑える薬)」です。

胃カメラを行って消化管潰瘍があったり、逆流性食道炎を認めた場合に処方されますし、胃カメラを行っていない場合でも、症状から上記の疾患が疑われる場合に処方されることが多いです。

消化管潰瘍や逆流性食道炎の場合、胃酸によって病状が増悪する場合があるため、胃酸の分泌を抑え込む治療を行います。

2. 胃酸の役割

胃酸には当然役割があって分泌されています。

● 食物の消化

胃酸は食事中に摂取した食べ物の消化を助けるために重要な働きを行っています。
胃酸はタンパク質を分解してペプシンと呼ばれる消化酵素を活性化させます。この過程があるおかげでタンパク質は小さなペプチドやアミノ酸に分解され小腸で吸収が可能となります。

● 食物の滞在時間の調節

胃酸は食物が胃内に滞在する時間を調節しています。適切な濃度の胃酸が存在するお陰で、食事は胃内で適切に消化されて胃から腸へと移動していきます。これによって栄養素が効率的に吸収でき、消化不良などの問題を防いでいるのです。

● 鉄、カルシウム、マグネシウムなどのミネラル吸収

食物に含まれているミネラルは、そのままでは吸収されません。体内に取り込まれるためにはイオン化される必要があります。ミネラルをイオン化してくれているのが胃酸です。胃酸があるお陰で我々は食事からミネラルを得ることができるのです。

● 細菌やウイルスの除去

胃酸によって胃内は強い酸性状態を維持しています。この環境を保つことによって飲み込んだ微生物、細菌、ウイルスなどの病原体が殺菌され、我々のカラダの中に侵入するのを防いでくれているのです。

3. 胃薬を飲むべき人

カラダにとって重要な働きをしている胃酸ですが、病状によっては薬で分泌を抑えた方が良い人もいます。

1つは胃潰瘍や十二指腸潰瘍などに罹患されている方です。
潰瘍がある場合、胃酸はさらに病状を進行させてしまいます。しっかりと潰瘍を治癒させるためには胃酸の抑制が必要になります。

また、ヘリコバクター・ピロリ菌に感染している場合、除菌のために胃酸を抑える治療が必要になります。

それ以外には、痛み止めを飲まれている方や、抗血小板剤の1つであるアスピリンを服用されている方でも、それらの薬が胃粘膜を損傷し、消化管潰瘍を起こしやすいことがわかっているため、胃酸分泌抑制剤の併用が勧められます。

このような理由で胃酸を抑えている方の場合、自己判断で服薬を中止してはいけません。

4. 長期に胃酸分泌を抑えると・・・

状況によっては服用の必要がある胃酸分泌抑制剤ですが、長期服用するとどのような弊害があるのでしょうか?

それは胃酸の働きを知っていれば見えてくると思います。

胃腸薬

胃酸を抑えるため、タンパク質の吸収が低下してしまいます。
タンパク質はカラダを構成している非常に重要な栄養素です。
臓器を作るにも、ホルモンを作るにも、皮膚や髪の毛を作るにも、食べ物を消化するための消化液もタンパク質から作られています。
近年はタンパク質の摂取量が低下していることが危惧されており、胃酸の抑制はタンパク質のさらなる低下を来してしまいます。

胃薬

ミネラルの吸収にも胃酸が必要です。胃酸を抑制することで、鉄やカルシウム、マグネシウムなどの必須ミネラルが欠乏し、貧血やホルモンバランス異常、骨粗鬆症などさまざまな疾患を引き起こしてしまいます。

また、ビタミンB12の吸収にも胃酸が必要です。B12は赤血球を作ったり、老化物質のホモシステインの代謝にも必要になってくるビタミンです。
胃酸を抑えることで、ビタミンB12の低下も危惧されます。

胃薬

胃酸は微生物の除去にも役立っています。胃酸を抑えることで小腸や大腸に過剰な微生物が繁殖したり、悪玉菌が増殖することで、SIBOやカンジダなどさまざまな不調をきたすきっかけになってしまいます。

ここからわかることは、漫然と胃酸を抑えるということはよろしくないということです。
もちろん病態によっては継続が必要な場合もありますが、タンパク質やミネラルが不足しないようにサプリメントの服用など特別な工夫が必要ではないかと考えています。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。
まにわクリニックでは血液検査やバイオロジカル検査を用いて、患者様の状態を詳しく把握し、個々にあった治療、アドバイスを行っています。

無料相談も行っております。ご興味のあるかたは、ぜひ栄養外来、サプリメント外来にご来院いただければと思います。

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