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2023.08.18

  • 健康

あなたの老化度を知るために!糖化年齢編

みなさん、こんにちは。

まにわクリニック院長の馬庭です。

あなたは実年齢、体内年齢 どちらを重要視しますか。
私は断然体内年齢です。
おなじ50歳の人が2人いた場合、体内年齢が若い人は見た目が若々しく、活力に満ち溢れています。
一方体内年齢が高い人は、見た目も老けており、どこか弱々しく、病気もしがちです。

今回は自分の老化度を知るためのシリーズ第一弾!

糖化年齢編です。

1. バランスよく歳をとることが重要

よく「見た目が若い」
と言われる方いらっしゃいますよね。

老けて見える人と、若く見える人。何が違うのでしょうか?

それは、

体内年齢

です。
おなじ実年齢でも、体内年齢の若い方のほうが若々しく、活気に溢れています。

では、なぜ体内年齢に違いがでるのでしょうか?

原因は臓器やホルモン、神経などの老化のバランスに違いがあるからです。

体内年齢の若い方は、バランスよく歳を重ねていきます。
一方体内年齢が高くなるかたは、バランスがくずれています。

どれか一つでも老化が極端に進行してしまうと、他の臓器もそれに引きつられ老化していきます。

2. 糖化とは?

今回はカラダを老化させる原因の一つである、「糖化」について取り上げていきます。

糖化とは簡単に言うと「カラダのコゲ」です。

血糖値が150mg/dl以上になると、糖とタンパク質や脂質が反応し、終末糖化産物(AGE:エージーイー)と呼ばれる物質が生成されます。
この反応を糖化と呼びます。

AGEは高温処理した食材にも含まれており、食事から摂取されたAGEの約7%が体内に吸収されるとされています。

AGEが体内に蓄積すると、様々な疾患を併発することが報告されています。

やっかいなことに、一度蓄積するとなかなかカラダの外に排出されないという特徴をもっています。

3. AGE(最終糖化産物)がもたらすもの

AGEはタンパク質や脂質の性質を変化させてしまいます。
タンパク質、脂質はカラダを構成する大切な栄養素です。
変性して機能が損なわれることで、様々な疾患や老化の原因となります。

下の図は足の骨が糖化していく様子を表しています。
糖化が進むごとに、表面が茶色くなり、光沢がなくなっていきます。

それ以外にも

● 脳に蓄積することで認知機能低下
● 目に蓄積することで視力の低下
● 皮膚に蓄積することでしわやたるみに
● 血管に蓄積することで、心臓病や脳卒中に
● 骨に蓄積することで骨粗鬆症や骨折に
● 免疫細胞に蓄積することで、免疫異常から癌やアレルギー疾患に

さまざまな病気の一因に糖化が関与しています。

4. 糖化年齢を見るためには?

では、どうやって糖化の状態を評価すればよいのでしょうか?

一つのやり方としては血液検査があります。
ただし、針を刺して血液を抜く必要があります。

まにわクリニックでは、血液を用いず、腕を乗せるだけで10秒程度でAGEが測定できる検査(AGEリーダー)を実施しています。

この検査は痛みもなく、簡単に測定することができます。

AGEは、食後血糖値の上昇、糖質摂取過多、喫煙、過度なアルコール摂取等の様々な生活習慣によって過剰に産生、生体内に蓄積され老化の原因となります。

なのでアンチエイジング・予防医学を行う上では、AGEsの測定は必須と言っても過言ではありません。

5. 対策

AGEは一度蓄積するとなかなか減少しません。
なのでAGEを増やさないことが重要です。
対策としては、

● 血糖の急上昇を起こすような食事をさける
● 長時間高温調理されたものをさける(揚げ物をさけて、生、蒸す、煮るなどにする)
などが大切です。
血糖を上昇させないためには、ゆっくりとよく噛んで食べる、食物繊維からたべる、加工食品をさけるなどの対策が有効です。

 

いかがでしたでしょうか?

最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。

箕面・船場・千里中央・吹田・豊中にある まにわクリニックでは、血液検査や食事内容から栄養状態を解析し、栄養サポートを行っております。

気になる方はお気軽にご相談ください。

〒562-0036 大阪府箕面市船場西2丁目3-9 箕面船場西メディカルセンター2F

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