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2023.08.19
- 健康
あなたの老化度を知るために!酸化年齢編
みなさん、こんにちは。
まにわクリニック院長の馬庭です。
あなたは実年齢、体内年齢 どちらを重要視しますか。
私は断然体内年齢です。
おなじ50歳の人が2人いた場合、体内年齢が若い人は見た目が若々しく、活力に満ち溢れています。
一方体内年齢が高い人は、見た目も老けており、どこか弱々しく、病気もしがちです。
今回は自分の老化度を知るためのシリーズ第二弾!
酸化年齢編です。
1. バランスよく歳をとることが重要
よく「見た目が若い」
と言われる方いらっしゃいますよね。
老けて見える人と、若く見える人。何が違うのでしょうか?
それは、
体内年齢
です。
おなじ実年齢でも、体内年齢の若い方のほうが若々しく、活気に溢れています。
では、なぜ体内年齢に違いがでるのでしょうか?
原因は臓器やホルモン、神経などの老化のバランスに違いがあるからです。
体内年齢の若い方は、バランスよく歳を重ねていきます。
一方体内年齢が高くなるかたは、バランスがくずれています。
どれか一つでも老化が極端に進行してしまうと、他の臓器もそれに引きつられ老化していきます。
2. 酸化ストレスとは?
今回はカラダを老化させる原因の一つである、「酸化」について取り上げていきます。
酸化とは簡単に言うと「カラダのサビ」です。
酸化するとは、酸素が関与する化学反応です。
体内でエネルギー生産や細胞の正常な機能に必要ですが、過剰な酸化反応が起こると細胞や組織に損傷を与えることがあります。
この過剰な酸化反応が「酸化ストレス」です。
酸化ストレスは、酸化反応の過剰な発生によって、過酸化脂質や過酸化タンパク質などの有害な物質が生成されることによって引き起こされます。
酸化ストレスの主な原因としては、以下の要因が挙げられます。
1. 過剰な酸素摂取
高酸素濃度の環境や長時間の酸素吸入など、過剰な酸素摂取が酸化ストレスを引き起こす可能性があります。
2. 紫外線や放射線
紫外線や放射線は、細胞内で酸化反応を促進し、過剰な酸化ストレスを引き起こします。
3. 環境的ストレス
汚染物質、有害な化学物質、重金属などの環境的ストレスは、細胞内で過剰な酸化反応を引き起こします。
4. 炎症反応
慢性的な炎症や感染症は、炎症性分子を放出し、酸化ストレスを増加させます。
酸化ストレスが一度加わるとカラダに炎症が起こり、その炎症がさらに酸化ストレスを増大させる悪循環に陥ります。
結果として細胞や組織、DNAなどが障害され老化が進んでしまうのです。
3. 酸化ストレスがもたらすもの
酸化ストレスはカラダに様々な影響を与えます。
DNA、タンパク質、脂質などの細胞成分への損傷
ミトコンドリア機能の低下
細胞死の促進
などがあります。これにより、様々な疾患の原因となる可能性があります。
酸化ストレスは老化、心臓病、がん、神経変性疾患、糖尿病などの疾患の発症や進行に関与しているとされています。
4. 酸化年齢を見るためには?
では、どうやって酸化ストレスの状態を評価すればよいのでしょうか?
まにわクリニックでは、少量の血液を採取することで、カラダの酸化ストレスと抗酸化力(酸化ストレスを除去する力)の両方を同時に測定することができます。
酸化年齢を評価する上では、酸化ストレスがかかっている程度のみならず、自分の抗酸化力をみることが重要です。
5. 対策
酸化ストレスを軽減させ、カラダがサビないようにするにはどうしたらよいのでしょうか。
対策としては、
● 酸化ストレスの原因となる環境毒素、紫外線をさける
● 酸化ストレスの増悪因子である炎症を見つけ出し、取り除く
● 酸化ストレスに打ち勝てるよう抗酸化力を高める
などが大切です。
抗酸化力をつけるためには、ビタミンC、ビタミンE、グルタチオンなどが有効です。
ビタミンCやグルタチオンはカラダに吸収されにくい物質であり、摂取、投与の仕方に工夫が必要です。
いかがでしたでしょうか?
最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。
箕面・船場・千里中央・吹田・豊中にある まにわクリニックでは、血液検査や食事内容から栄養状態を解析し、栄養サポートを行っております。
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