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2023.06.12

  • 院長ブログ

私がみてきた患者様の実体験記。現代人はこの栄養素が不足している!?

みなさんこんにちは。まにわクリニックの馬庭直樹です。
今回は、現代に不足している栄養素とは何か?それに伴ってカラダにどのような弊害が起こるのかを解説します。
この記事を読むことで、今の生活環境にはどのような問題があるのか、それを栄養療法を用いてどのように取り入れていくのかが学べ、食事のコツや食品の選び方などの具体的な行動を起こすことができます。

是非、最後までお付き合いください。

1. 健康診断では、栄養不足は指摘されない

私は職業柄、健診で若い方の血液データを診る機会が多くあります。多くの方(特に女性)で目にするのが、鉄不足、タンパク代謝の低下、ビタミン不足です。
しかし、多くの場合、そのような栄養素不足、体の代謝の低下は見逃されてしまっています。

例えばこんな感じです。

 

検査項目 測定値 基準値
ヘモグロビン 12.4 11.3〜15.2  g/dl
MCV 83.2 79.0〜100     fl
AST 18 10〜40        IU/L
ALT 11 5〜45       IU/L
LDH 152 120〜240    IU/L
尿素窒素 8〜23      ng/dl
クレアチニン 0.51 0.45〜0.82    ng/dl

値だけを見れば、全て基準値内なので健康診断では正常範囲と判断されてしまいます。しかし、ここで押さえておきたいポイントは基準値の決め方です。

どうやって決めていると思いますか?

2. 健康診断の基準値の真実

正解は、検査会社の社員のデータを元にしたり、健康そうな人のデータを元に作られています。

健康そうな人・・・?どのような条件でしょうか?
主なものとして以下の条件があります。

  • がんなどの大きな病気をしたことがない
  • たばこをあまり吸わない
  • 飲酒は1日1合未満
  • 高血圧・糖尿病の薬を服用していない
  • 肥満ではない など

つまり、上記の条件を満たしていれば、たとえ食生活が乱れて痩せ細っている人や内臓脂肪が蓄積されている人も、正常な値としてデータが使用されています。

これでは、必要な栄養素が不足していたり、体内の代謝バランスが乱れていても、健診では基準範囲と判断され、異常が指摘されませんよね。

3. オーソモレキュラー医学、分子栄養医学での血液データ

オーソモレキュラー医学・分子栄養医学では、長年蓄積されたデータを元に、より理想的な目標値を設定しています。これは日本独自のものですが、血液検査から、ある程度不足している栄養を判断していきます。

 

検査項目 測定値 基準値 目標値
ヘモグロビン 12.4 11.3〜15.2  g/dl 14.0以上
MCV 83.2 79.0〜100     fl 90−98
AST 18 10〜40        IU/L 20台
ALT 11 5〜45       IU/L 20台
LDH 152 120〜240    IU/L 180〜240
尿素窒素 8〜23      ng/dl 16〜20
クレアチニン 0.51 0.45〜0.82    ng/dl

 

先ほどの方を理想的な値である目標値で見てみるとどうでしょうか?
ヘモグロビンが低い⇨多くの場合鉄欠乏や低タンパク代謝
MCVが低い⇨鉄欠乏
AST、ALT、LDH、尿素窒素が低い⇨ビタミン(特にB群)、低タンパク代謝

などが判断できます。実に多くの方がこのようなパターンに陥っています。

4. 栄養素を狂わす6つの原因

では、なぜこのような結果に陥ってしまうのでしょうか?
理由はさまざまなものが考えられますが、主には

  • 加工食品
  • 農薬を使用
  • 環境毒素
  • 腸内環境の乱れ
  • 運動不足
  • ストレス

などが挙げられます。

加工食品は比較的安価で、コンビニなどどこでも容易に得ることができます。砂糖や人工甘味料などを使用しているため味も好まれ、糖質を多く使用しているためそれだけでカロリーが満たされ、一時的な満腹感も得られます。しかし、人が健康体で生きていくには、糖質(炭水化物)以外にも、脂質、タンパク質、ビタミン、ミネラルといった5大栄養素を過不足なく摂取していく必要があります。加工食品の場合、糖質が過剰になり、それ以外の栄養素が圧倒的に少ないのです。

健診で来られる方には「野菜はしっかり食べています」とおっしゃられる方もいます。では、なぜそのような方でもビタミンやミネラルが不足してしまうのでしょうか?答えは農薬です。野菜が虫に食われないようにするために、農薬を使用しています。キレイじゃないと売り物にならないですものね。でもその影響で、大切なミネラル、ビタミンの元となる微生物も死滅してしまいます。
余談ですが、農作技術の進歩により、年中色々な野菜を買い求めることができるようになっています。しかし、本来取れるはずのない野菜の栄養価は、オンシーズンに得られるものと比べ、含まれている栄養価が低くなっていることがわかってきています。

環境毒素も水銀を含めさまざまなものが、体内のバランス、代謝を狂わしてしまいます(詳しくは別稿を参照ください)。

食品添加物、単純糖質、グルテン、カゼイン、環境毒素、ストレスなどの影響によって腸内環境が乱れ、必要な栄養素を十分に吸収できない方も多く見受けられます。脳を含めたさまざまな疾患と腸内環境との関係がわかってきており、腸のケアは非常に重要となってきています(詳しくは別稿を参照ください)。

ストレスや運動不足も腸を含め、さまざまなカラダのトラブルの原因となります。

このように現代人は多くの栄養素が不足しており、代謝のバランスが崩れています。

5. 鉄不足、ビタミン不足がもたらすもの

では、栄養素が不足することで、どのような不具合が生じるのでしょうか?

例えば鉄。鉄は体のさまざまなところで利用されています。血液の成分であるヘモグロビンにも鉄が使用されています。ヘモグロビンは体の隅々まで酸素を供給するために必要なタンパク質です。鉄がなければヘモグロビンが作れなくなってしまい、体は酸欠状態になってしまいます。「手足がよく冷える」「疲れやすい」「肩がこりやすい」「動悸や息切れがする」などは、鉄欠乏が原因かもしれません。
また、エネルギー産生工場であるミトコンドリアがしっかりと働くためにも鉄は重要です。ミトコンドリアがしっかりとエネルギーを作ってくれないと、タンパクを含めた代謝が低下してしまいます。

ビタミン(特にビタミンB群)も、体にはなくてはならない栄養素です。そもそもビタミンとは「カラダの中で作れないため、外部から摂取する必要があるもの」と定義されています(正確には、作れるものもありますが)。
人のカラダは30兆個の細胞からできており、細胞を形作るにはタンパク質が必要です。骨も皮膚も髪の毛も、栄養素を吸収する消化酵素やホルモンも全てタンパク質からできています。そしてそのタンパク質を新しく作ったり、不要なものを分解するためには、ビタミンが必須なのです。つまり、ビタミンが不足すると、タンパク質の代謝も低下してしまうため、カラダのバランスが崩れてしまうのです。
先ほど出てきたミトコンドリアがエネルギーを作るためにもビタミンB群は必要になってきます。

6. まずやって欲しい5つの対策

では、どうしたらいいのでしょうか?
一番大事なのは、己の状態を知ることです。自分に不足している栄養素は何か、それによってどのような影響が生じているのかということです。
そして、(この記事を読んで頂いている方は、健康への意識が高いと思いますので)栄養素の不足やカラダのバランスが乱れている根本原因が何かを探ることです。
水が汚れている場合、いくらキレイな水を足したり、水を浄化させても、汚れる原因を断ち切らなければ解決しませんよね。カラダもそれと同じです。根本原因を探し、それに対処しなければ永遠にサプリ漬けです。

そうは言ってもすぐに根本原因を見つけることは難しい方も多いと思います。
そこでまずは次に述べる5つのことをやってみてください。

  1. できるだけ加工食品を避ける
  2. 旬な食物をとる(できればオーガニックで地元で取れたものを選ぶ)
  3. 最低1日1回は便が出るように、飲水、運動、ストレス発散などをする
  4. しっかりと眠る(睡眠時間は人それぞれなので、起きた時熟睡感が得られる程度に)
  5. グルテンフリーにトライしてみる

いきなり全部は難しいと思います。なのでできそうなことからやってみてください。グルテンフリーはかなりハードルが高いと思いますが、おやつや麺類、パンなどの明らかにたくさんグルテンが含まれているものをやめてみるだけでもいいと思います。まずは2週間やってみることで、カラダに変化が感じられると思います。

当クリニックでは、「栄養療法外来」を行っています。病気とまではいかないけれど、体調で気になるところがある方、症状はないけれど、今後も健康で生き生きとした生活を続けていきたい方、さらに自分の能力を上げるために栄養を取り入れたい方などに対して、各種検査を用いて評価を行い、個人個人にあった治療や指導を提供しています。
ご興味のある方は是非ご連絡ください。

〒562-0036 大阪府箕面市船場西2丁目3-9 箕面船場西メディカルセンター2F

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