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2025.10.10

  • 健康

進行するがんと闘うあなたへ:未来の治療を拓く高濃度ビタミンC点滴とは?

みなさん、こんにちは。

まにわクリニック院長の馬庭です。

「最善の治療法を選択できているのだろうか?」
あなた自身や大切なご家族ががんと戦っているとき、そんな不安を抱えることもあるのではないでしょうか。
標準的ながん治療は日々進化していますが、「それだけでは心許ない」「他にできることはないだろうか」と、代替療法や補助療法を探している方も少なくないでしょう。
今回は、いま医療界で注目を集めつつある高濃度ビタミンC点滴に焦点を当てていきます。
これは、従来のがん治療と並行して行う補助療法として海外でも取り入れられているアプローチです。
なぜこの点滴に注目し、どのように活用できるのかを、専門的な知見と客観的な視点から、分かりやすく解説します。

1. 高濃度ビタミンC点滴とは?なぜがん治療の補助療法として注目されるのか

高濃度ビタミンC点滴(Intravenous High-Dose Vitamin C, IVC)は、文字通り、高用量のビタミンC製剤を静脈から直接投与する治療法です。

日常的に口から摂取するビタミンCとは異なり、静脈から投与することで、血中濃度を限界まで高めることができます。この非常に高い血中濃度が、従来の栄養補給の枠を超えた、がん細胞への影響や免疫機能のサポートという役割を果たすと考えられています。

がん治療の現場で注目されている理由は、その二面性にあります。
一つは、後述するがん細胞に対する直接的なアプローチの可能性。

もう一つは、抗がん剤治療や放射線治療と併用することで、患者様の生活の質(QOL)を改善し、副作用を軽減する補助療法としての役割です。特に、副作用の軽減は治療を継続する上で極めて重要であり、この点滴がその一助となることが期待されています。

2. 作用メカニズム:ビタミンCががん細胞に与える特異的な影響

高濃度で投与されたビタミンCは、体内で過酸化水素(H2O2)を生成することが、基礎研究で示されています。この過酸化水素が、正常な細胞にはほとんど影響を与えない一方で、がん細胞に対しては選択的にダメージを与える抗酸化ならぬ「酸化」作用を発揮するのではないか、というメカニズムが提唱されています。

がん細胞は、増殖の速さから大量のエネルギーを必要とし、鉄分を多く取り込む傾向があります。高濃度のビタミンCと鉄分が反応することで生成される過酸化水素は、がん細胞のDNAやミトコンドリアに損傷を与え、アポトーシス(プログラムされた細胞死)を誘導する可能性が研究されています。この作用は、特定の抗がん剤治療とメカニズムが異なり、がん治療における新たな選択肢として注目を集めているのです。

3. 標準治療との相乗効果:QOLの維持と副作用の軽減

高濃度ビタミンC点滴の最も実用的な側面は、標準的ながん治療の補助療法としての役割です。化学治療や放射線治療はがん細胞を強力に叩きますが、同時に吐き気、倦怠感、食欲不振といった辛い副作用を伴うことが多く、がん治療の継続を困難にすることがあります。
ビタミンCは強力な抗酸化作用を持つため、抗がん剤による細胞への酸化ストレスを軽減し、免疫細胞の機能をサポートすることで、治療中の患者様の体調を整える効果が期待されます。

● 倦怠感の軽減: 多くの患者様が点滴後に疲労感が和らぐことが報告されています。
● 食欲の改善: QOLを維持し、栄養状態を保つ上で重要です。
● 免疫機能のサポート: 身体本来のがんと闘う力を助けます。

この点滴が標準治療の効果を妨げないかについても研究が続けられており、適切に用いれば、相互に作用を補い合い、がん治療全体の質を高める可能性が示唆されています。
治療期間中の活動量を維持し、早期の社会復帰を目指す上で、QOLの改善は費用対効果の高い補助療法と言えるでしょう。

4. 治療を受ける上での注意点とクリニック選びの重要性

高濃度ビタミンC点滴は、比較的安全性が高いとされていますが、全ての人に適応できるわけではありません。
特に、G6PD欠損症という遺伝性の酵素欠損を持つ方がこの治療を受けると、溶血性貧血を起こす危険性があるため、点滴開始前には必ずこの酵素の活性を測定する事前検査が必要です。また、透析を行うなど著明に腎機能に問題がある方、心臓の病気を持つ方も、投与量を慎重に検討する必要があります。

だからこそ、この治療を受ける上でのクリニック選びは極めて重要です。

信頼できるクリニックの条件:
1. 事前検査の徹底: G6PD欠損症の検査を必須としているか。
2. 専門知識と経験: がん治療における高濃度ビタミンC点滴の専門知識と豊富な臨床経験がある医師が担当するか。
3. 標準治療との連携: 主治医(標準治療担当医)との連携体制が整っているか。
4. 製剤の品質管理: 使用するビタミンC製剤の品質を厳しく管理しているか。

この治療は自由診療であり、治療プロトコルが統一されていません。
ご自身(またはご家族)のがんの進行度や体質に合わせた、個別化された治療計画を提案してくれる専門性の高い施設を選ぶことが、成功への鍵となります。

5. 専門家への相談と次のステップ:希望ある未来のために

がん治療は、体力と精神力、そして適切な情報に基づいた決断が求められる治療です。
高濃度ビタミンC点滴は、その道のりをより明るく、快適に進めるための補助療法として、大きな可能性を秘めています。
これは、標準治療を否定するものではなく、「標準治療の効果を最大限に引き出し、治療によるダメージから身体を守る」ための積極的な選択肢です。
まにわクリニックでは内科専門医、循環器専門医であり、かつ栄養療法にも力を入れている医師、スタッフが「これまでの治療に加え、さらに積極的に身体をサポートしたい」「QOLを落とさずにがんと闘いたい」とお考えの方のサポートを行っています。

あなたのがん治療に、光を。

【無料個別相談 予約受付中】
まにわクリニックでは、エビデンスに基づいた高濃度ビタミンC点滴を、個別化されたがん治療補助療法として提供しています。

● 現在の治療との併用が安全か?
● あなたのがんの種類、進行度に合わせた最適な点滴プロトコルは?
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経験豊富な専門医師が、あなたの疑問を解消し、希望ある治療計画をご提案します。

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本記事で言及した客観的なデータや知見は、以下の分野における国内外の専門的な研究に基づいています。
1. Padayatty, S. J., et al. (2006). Intravenously administered vitamin C as cancer therapy: three cases. Canadian Medical Association Journal, 174(7), 937–942.
2. Chen, Q., et al. (2005). Pharmacologic doses of ascorbate act as a prooxidant and decrease survival of aggressive cancer cells. Proceedings of the National Academy of Sciences, 102(38), 13604–13609.
3. National Cancer Institute (NCI) on High-Dose Vitamin C.

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