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2024.01.20
- 健康
カラダの不調の原因はどこ?
みなさん、こんにちは。
まにわクリニック院長の馬庭です。
みなさまの中には、健診や病院で異常を指摘されて通院されている方や、どこが悪いと言われた訳ではないけど、ずっとカラダの不調をもっている
そのような方も多いのではないでしょうか。
このような異常や不調はなにが原因でどうして起こるのでしょうか?
今回は私が栄養外来を行う上で大切にしている考え方をご紹介いたします。
1. 異常や不調には必ず原因がある
風邪を引いたとき、その原因の多くはなんらかのウイルス感染です。
糖尿病になったのなら、その原因は食事を含めた生活習慣の悪化が原因でしょう。
では、
「以前は引かなかったのに、最近風邪にかかりやすくなった」
「家族で同じような食事をとっているのに、私だけ糖尿病を発症した」
これらの原因はなんなのでしょうか?
老化?体質?遺伝?
もちろん老化や体質、遺伝子の影響もありますが、風邪をひきやすくなったり、あなただけ糖尿病を発症してしまうのには必ず根本的な原因があります。
その原因には老化や体質、遺伝子だけではないあなた特有の問題が存在し、そのためにカラダのバランスが崩れ、臓器が障害をうけ、症状として現れてくるのです。
2. カラダが障害される順番
カラダが障害されるには順番が存在します。いきなり糖尿病になったり、がんになったり、認知症になったりはしないのです。
必ず根本原因があり、それを長年繰り返すことによって生体のバランスがくずれ、臓器や細胞が障害され、その結果として症状がでてきます。
3. 多くの人が障害されているものとは
私が日常診療している中でよく見かけるパターンは以下のような方々です。
長期間のストレス、悪い食生活、睡眠不足、体内で持続する慢性炎症、環境毒素の蓄積などが原因となり、副腎や甲状腺、性ホルモンのバランスが崩れたり、自律神経の乱れが生じ、結果として腸内環境が悪化して毒素が体内に入り込みやすくなり、肝臓でのデトックス(解毒)能力がキャパオーバーとなって毒素が蓄積し、それが脳を中心に蓄積してブレインフォグやメンタル異常、さまざまな症状を呈している方が多くいらっしゃいます。
副腎疲労になればつかれ、やる気の低下、風邪に引きやすい、風邪がなおりにくい、朝が起きれないなどの症状がでてきます。
炎症がインスリン抵抗性を引き起こし、これが糖尿病や脂肪肝、肥満につながっていきます。
自律神経が乱れると、イライラ、不安、冷え、便秘などのトラブルにつながってきます。
腸内環境が悪化することで免疫が低下し、自己免疫性疾患や皮膚トラブル、がんのリスクを増大させます。
そして毒素が脳にたまることで精神疾患や発達障害、認知機能低下につながってくるのです。
4. 治す順番も同じ
では、治療をするときはどうしたらよいのでしょうか。
基本的には障害されている順番に治していきます。
まずは根本原因で除去できるものを取り除いていき、バランスの崩れている生体システムをととのえ、障害されている臓器や細胞の修復を促していきます。
そうすることで症状は徐々にとれてきます。
まずは食事や運動、睡眠などの生活習慣を見直すことです。
症状をゆるくしたり、カラダの修復を早めるためには薬やサプリメントの使用も有効ですが、最終的には薬やサプリメントのいらないカラダを目指したいものです。
5. 大事なこととは
大事なことは、カラダのメカニズムを知ること。
そして、今あなたが侵されている状態を知ることです。
人は千差万別です。よって受けているダメージや障害されている臓器や細胞、その原因も人それぞれ異なります。
カラダの不調を解決するためには、画一的な治療ではなく、個体差を考えたあなただけの治療を行う必要があります。
いかがでしたでしょうか?
最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。
箕面・船場・千里中央・吹田・豊中にある まにわクリニックでは、血液検査やバイオロジカル検査、食事内容から栄養状態・カラダの障害されている臓器や細胞、その根本原因を解析し、サポートを行っております。
いつまでも続く症状でお困りのかた、病院受診しても解決しない不調をお持ちのかた、より健康を目指したい方など、興味のある方は、お気軽にご連絡ください。無料相談も行っています。